【ポケモン日本一決定戦2020本戦最終1位(推定)】ラプラスビートとラッキーコントロール【S8ダブル3rom2000】
こんにちは。
吾輩はいとうである。名前はいとう。
先日、ポケモン日本一決定戦2020本戦(以下決定戦)で1位になった(すごい)。また、剣盾ダブルS8で3rom同時2000を達成した(超すごい)。
※実は08/03現在、1位は確定してないけど多分1位やろの精神で記事を書いています。
(以下、特に断りがない場合キョダイマックスが存在するポケモンはキョダイマックスで採用している。)
構築経緯
そもそもの始まり
2000年に誕生した。今年で20。成人おめでとう。
~中略~
ラッキーとの出会い
ミルキラさんがTwitter上での並びで瞬間6位をとったと報告していたのでそれを真似した。
自分はこの並びを見てマリルリの特性がそうしょくだと思った(実際は多分違う)が、そうしょく個体を持っていなかったのでなんとなくを採用した。
@珠、@輝石、(非キョダイマックス個体)@タスキ、@オボン、@フィラ、@チョッキ
この構築でなんやかんやレート1928(47-14)まであげられたし日本一決定戦もこの構築でいこうかなと思っていたので割と隠していた(が、結局後のラプラス構築が強すぎたのでお蔵入りに)。
この構築を回してみた感想
- バタフリーが環境に刺さっている(バンドリが少ない。)
- ダイスチルで要塞化したラッキーが強い。特に小さくなるが想像以上に強い。
- ガオガエン+ゴリランダーの汎用性が高い。
- 威嚇、追い風構築、ウオノラゴンがきつい。
ダイスチル要塞ラッキーの模索
@タスキ、@珠、@フィラ、@チョッキ、@輝石、@リリバ
同じ並び(道具は少し違う)でビエラ杯9-1の7位だった。
まあまあ強かったがバンギラスが重かった。重くないかそのバンギ。
ラプラスとの出会いと取り巻きの決定
を使ってみた理由
- 自分がバンドリドラパキッスを使っていたときに相手のラプラスが強かったから。
- シングルを中心にプレイされているhuyunoさんの構築を試すために昨シーズンあたりにラプラスを育成していたから。
@チョッキ、@珠、@輝石、@フィラ、@オボン、@タスキ
カットロトムでサイドチェンジしたり鬼火したりガオガエンで威嚇をいれて、ラプラスを通し最終的にラッキーで詰める、という構築。でんきタイプが環境に少ないので特に注意すべきポケモンはゴリランダーだけだと考えた。
この構築を回してみた感想
- カットロトムが微妙。
- 上からの攻撃がきつい。
そういえばシングルに初手タスキで荒らして電磁波まいて2体目ラプラスで上からキョダイセンリツで壁貼る構築あったなあと思い、電磁波鬼火を採用した(オーロンゲを採用しなかったのはマジで謎)。
@タスキ、@珠、@輝石、@ラム、@こだわりハチマキ、@フィラ
この段階からハチマキゴリランダーになっているんですね。ハチマキゴリランダーにした理由→前述のhuyunoさんの構築のハチマキゴリランダーが強かったから。
この構築を回してみた感想
- 別に弱くはないが、まだ上からの攻撃に弱い。
- 電磁波鬼火外しに泣かされた(それはもうギャン泣きした)。
- ハチマキゴリランダーが強い。
そこで他のポケモンを考えていたところ脳内のどぶろっくが「もしかしてだけど~、もしかしてだけど~、で追い風すれば事足りるんじゃないの~」と歌っていたので追い風エルフーンを採用した。
エルフーン入りで日本一になったのですからどぶろっくには感謝しています。ありがとう、どぶろっく。
サマヨールなどと組ませてトリックルーム運用しなかった理由はモロバレルがきつい上にサマヨールとラプラスに草技が一貫し、さらにテラキオンもきついから(追い風軸が十分に強かったから)。
ゴリランダーに上からキョダイセンリツ撃てばいいだけの話なので追い風で十分だった。むしろ、ゴリランダーに鬼火電磁波+キョダイセンリツを集中するのは追い風+キョダイセンリツより明らかにもったいない。
@タスキ、@珠、@ラム、@こだわりハチマキ、@フィラ、@輝石
晴れ以外にリザードンは出さないのでエルフーンに日本晴れはいれなかった。
この構築を回してみた感想
- リザードンが相手のリザードンのダイロックで破壊されるし対策になってなくない?wowwowと思い始めた。そもそも汎用性が低く、ラプラスとの同時選出ができないのは好ましくなかった。
- リザードン以外は強い。
リザードンの代わりに@ラムを採用した(後ほど、ラムで粉やあくびのメタをはるよりするどいツメを持たせて汎用性を高めた方が強いと思い持ち物を変更した)。
また、後ほどラプラスのSラインを上げることでリザードン入りにラプラスで抗うことが可能になった。
これが7月20日くらいのできごと。自分にしては構築がはやめに出来上がったので良かった。とは言ってもこの構築で決定戦に潜るつもりはなく前述のエスバタフリーラッキーを煮詰めて使うつもりだったのでYouTubeでのんきに配信してた(B↑S↓)。
100位代はうろつけたが構築の弱い部分がいくつかあり、
- ラプラスの特性がちょすい(うるおいボディなら対ガエンバレル初手手助けストリーム→ガオガエンでイージーウィン!)
- ラプラスが遅すぎて追い風下でリザードンやコバルオン、テラキオンを抜けなあああああい!(CV:渡辺謙)
ということでラプラスのSを81から93まであげて特性をうるおいボディにした。
その結果10連勝くらいしてレート1964まで上がった。
その後3rom2000を達成したが、3rom目はエルフーン@だっしゅつボタンで採用していた。なんとなく。
ちなみに3rom目は推定レート2040くらいまでいったが溶かした(負け惜しみ)。
決定戦前日までHD特化ガオガエンを使っていたが当日に育成しなおした。PJNOでこれやったらミント使い忘れマンになったが今回はセーフだった。
同じく当日にラプラスの調整を変えようとしたが(Sを93から95にする、メロメロ対策のためにオスの個体からメスにするなど)ダイキノコが手に入らず、メスの個体を育成するのは諦めた。
うたうとの出会い
もともとラッキーの技構成は地球投げ、小さくなる、サイドチェンジ、タマゴうみだったが、配信で使う際にせめてもの情報操作として他の技を採用することにした。そこで7世代シングルでつきやまさんの構築に入っていたラッキーがうたうを使っていたことを思い出しうたうを採用した。その結果強すぎたので今後サイドチェンジを採用することはないかもしれない。
~まとめ(大体こんな感じ)~
エルフーンで追い風をし、ラプラスで上からキョダイセンリツを撃つのがシンプルに強いと思ったため軸として採用。壁下、追い風下で小さくなるを積むことで詰め要員になり、環境に一定数いるバナコータスやイエッサンブリムオンに後出しが安定し、一貫性の高いうたうを撃てるラッキーを採用。ラプラスとラッキーが苦手とするゴリランダーに強く、バナコータスと撃ち合え、ここまでで重いかくとうタイプに強いトゲキッスを第2のダイマックスエースとして採用。ダイマックスしなくても強かった。対トリルにおいてバークアウト、捨て台詞、ねこだまし、威嚇で遅延ができ、相手の物理ポケモンを威嚇で弱体化させることでラッキーやラプラスをサポートできるガオガエンを採用。最後にここまでで重いバンギラス、ドリュウズや水タイプに有利なゴリランダーを採用して完成。
並び(レンタルパーティー)
8月31日までは公開しておきます。
構成
135-×-106-129-95-184 (0-×-4-252-0-252)
調整
S…相手のエルフーンと同速勝負を仕掛けるため、また、持ち物がきあいのタスキであるので特に耐久に振るメリットを感じなかったので最速。
C…持ち物がきあいのタスキであるので特に耐久に振るメリットを感じなかったので振り切り。
B…端数。
持ち物
ほぼすべての攻撃を1回は耐えるようにきあいのタスキを採用。だっしゅつボタンやメンタルハーブなどとの選択。
技
マジカルシャイン…全体への削りを入れられる技。かくとうエースバーンやテラキオン、ドラパルトへの打点となりつつ隣も削れるのが強い。ムーンフォースと選択。
おいかぜ…必須。
てだすけ…ねこだましが飛んできそうなときに撃つのが非常に強い。
検討したが採用しなかった技
ちょうはつ…トリックルームと迷ったが対トリックルームではエルフーンを出さないことが多く、必要ないと判断した。基本的にはちょうはつするよりてだすけした方が強い。
このポケモンについて
決定戦ではミラーが少なく楽だった。個人的に、ダイジェット以外のS操作を持たない構築は追い風構築に不利をとりやすいと思っているのでそこそこ刺さっていた。トリックルーム入りに対して裏選出で十分対応可能だったのが大きかった。
(キョダイマックス個体)@いのちのたま うるおいボディ ひかえめ
205-×-118-150-115-95 (0-×-140-252-0-116)
調整
C…火力が欲しかったので特化。
S…追い風下で最速エースバーン+2。準速にしなかったのはこだわりハチマキゴリランダーのてだすけグラススライダーが怖いため。
B…あまり。A特化こだわりハチマキゴリランダーのてだすけグラススライダーが乱数56.25%。
持ち物
ダイマックス時に火力をあげることができ、汎用性が高いいのちのたまを選択した。キョダイマックスラプラスに関してはこの持ち物が一番強いと考えている。現環境では弱点をつかれることが非常に多かったので弱点保険も一考の余地があるが、攻撃してから弱点をつかれることのほうが多かった。
特性
The ぶっ壊れ。モロバレルを無視して隣にダイストリームを撃てるのが偉すぎる。この特性がなかったら決定戦でラプラスを使っていない可能性すらあるレベル。
技
ハイドロポンプ…他に強い水技がないため採用したが、外すこともある。
ふぶき…ダイマックス時に威力140であること、非ダイマックス時のダメージの期待値も高いことから採用。外すこともある。
かみなり…水タイプへの打点として採用。ダイマックス時に威力140であること、雨下では必中なので命中が不安なことも大して気にならないだろうと考えた。外すこともある。
まもる…とびひざげりを透かしたり、まもりながらエルフーンでおいかぜやトリックルームのS操作をしたかったので採用。
検討したが採用しなかった技
ほろびのうた…ほろびのうたで詰めるプランを想定していなかったので不採用。
このポケモンについて
対晴れの生命線。幾度となくガオガエンにキョダイセンリツを撃ってそのまま受け止められた。てだすけダイサンダーで晴れ下でも無振りリザードンを75.0%で倒せる。基本的に初手から集中されやすいポケモンなので、まもるがかなり刺さっていた。通りのよいこおり技を撃ちながら壁をはることができるのが非常に強かった。ゴリランダーの強化により水ロトムが環境から減ったのはかなり追い風だと思う。
@するどいツメ きょううん おくびょう
160-×-116-172-135-145 (0-×-4-252-0-252)
調整:フシギバナと同速勝負を仕掛けたい、S+1でドラパルトを抜きたい、追い風下でS+1エースバーンコバルオンテラキオンを抜きたいことから最速。ダイマックス時も非ダイマックス時も相手に圧力をかけたいのでC252。あまりD。
持ち物
使ってみたら強かった。特性と合わせて50%でデバフ無効が非常に強い。
特性
強い。
技
マジカルシャイン…全体への削りを入れられる技。
エアスラッシュ…ゴリランダーやフシギバナ、コータスへの打点、ダイジェットの媒体として重宝した。
このゆびとまれ…迷った技。ほとんど撃たなかったが、雨下で非ダイマラプラスとトゲキッスが並んだ際にこのゆびとまれ+ハイドロポンプを撃ちたい場面があったので採用した。
まもる…対トリルで特に重宝した。
検討したが採用しなかった技
だいもんじなどのほのお技…このゆびとまれとの選択。アーマアガアやナットレイ、はがねエースバーンが非常に重たい構築なので入れたかったがなくなく切った。
このポケモンについて
エルフーンラプラスで選出誘導したゴリランダーをダイジェットのエサにするのがとても強い。ラプラスが苦手なバナコータスに強い。ラプラス、ラッキーが苦手なゴリランダー、かくとうタイプに強い。オーロンゲで壁をはる構築に強い。汎用性の塊。
@フィラのみ いかく しんちょう
202-136-119-88-135-91 (252-4-68-0-100-84)※C個体値かなりいい
調整
HB…ようき珠エースバーンのA-1とびひざげり乱数1発(37.5%)
S…最速モロバレル+1
D…余り
A…端数
持ち物
場持ちをよくするためにフィラのみ。すてゼリフを撃ちたいのでとつげきチョッキは検討すらしなかった。オボンのみとの選択だがフィラのみの発動機会が十分にあると考え、フィラのみを選んだ。
技
フレアドライブ…最高火力を出せる攻撃技として採用。トゲキッスへの貴重な打点。ゴリランダーやフシギバナの弱点をつけるのがよい。
バークアウト…イエッサンブリムオンやバナコータスに撃つのが非常に強いので採用。
ねこだまし…相手を止めることでラッキーが積む隙を作ったり、トリックルームターンを稼いだり、サポート要員のポケモンを1ターン無視できるようにしたりなど用途は広い。
このポケモンについて
技構成はフレアドライブ以外の使用感は良かった。フレアドライブはインファイトにしても面白いかもしれない。もしかするとねこだましを切ってもいいかも。とにかく対トリックルーム構築で活躍した。しっとのほのおやおにびを採用しなかったのでエースバーンがきつかったが、しっとのほのおガオガエンを使ったことがないので使用感が分からない。Sラインはガオガエンミラーで勝った記憶がないけどあんまり関係ないと思う。対トリックルーム、バナコータス以外初手で出すことは少ないので。
(キョダイマックス個体)@こだわりハチマキ グラスメイカー いじっぱり
193-194-116-×-91-114 (140-252-44-×-4-68)
調整
huyunoさんの構築のパクり。
技
グラススライダー…高火力先制技で優秀。
ウッドハンマー…ダイマックスポケモンに負担をかけられる技。特にバンギラスに撃つ。
10まんばりき…ジバコイル、ストリンダー、ガオガエン、エースバーンへの打点。てだすけ10まんばりきでダイマックスエースバーンをワンパン可能。
はたきおとす…ドラパルトへの打点。
検討したが採用しなかった技
ばかぢから…バンギラスへはウッドハンマーで十分であり、ジバコイルやストリンダー、エースバーン、ドラパルトへの打点を優先した。
このポケモンについて
強かった。トリル下でもグラススライダーでバンギラスを倒せることを特に評価している。
@しんかのきせき しぜんかいふく ずぶとい
335-×-62-×-147-71 (76-×-252-4-172-4)
調整
ポケモン徹底攻略の育成論のほぼパクり、B特化が確定で他はある程度自由だと思う。
持ち物
君のくれた日々が積み重なり過ぎ去った日々歩いた『軌跡』
僕らの出会いがもし偶然ならば?運命ならば?
君に巡り合えたそれって『奇跡』
特性
運が絡まない特性で発動機会もそれなりにあるだろうと考えて採用した。決定戦では一度も発動しなかった。
技
ちきゅうなげ…メインウェポン。削りとして最も優秀だと思う。
ちいさくなる…詰める際に優秀。
タマゴうみ…サイクルを回すため、詰めるために必要。相手のダイマックスターンを稼ぐことも可能。
うたう…対トリックルーム構築での遅延として優秀。また、相手の後発ダイマックスに対して55%で爆アドを稼ぐことができた。
検討したが採用しなかった技
まもる…一発で倒されることがほぼなく、放置されることもあるため優先度が下がった。
サイドチェンジ…読まれる可能性は無いと考えたが、そもそも横と技が一貫しがちな構築であり優先度が下がった。
このポケモンについて
強かった。ランクバトルでの採用率が100位以下だったことに驚きを隠せない。とくに今の環境では特殊アタッカーが並ぶ場面(例:対イエッサンブリムオン、対バナコータス)がそこそこあり、たくさんsing a songできた。また、選出誘導をする力が強く、特に後発かくとうタイプ、エースバーンを置かせやすくなる。ラプラスと苦手なポケモンがかなり被っていることからそれらのポケモンをラプラスで無理矢理倒してラッキーで詰ませる展開も多かった。
構築についてのあれこれ
基本選出
ラプラスが通りそうなとき
先発
後発から選択
先発
後発から選択
先発
後発
YouTubeに対戦動画をあげているので詳しい立ち回りに関してはそちらを参照してください。
→https://www.youtube.com/channel/UCkEpLiw7pbP_AzwTTgk19-w/videos
きついポケモン
エースバーン…そもそもどのポケモンもタイマンで勝てない。初手ダイマックスをいなされ、追い風も切れたあとに出されると厳しい。
バンギラス…ゴリランダー以外不利。
トゲキッス…ラプラスのダイマックスが切れた後にダイマックスされるとつらい。
後語り
決定戦では12-4(○○○○×○○○×○××○○○○)で最終1599。とにかく強かった。初期はラッキーで詰めることが多かったが、決定戦ではラプラスラッキーを同時選出したことはないと記憶している。それだけ相手の物理ポケモンがきつかった。個人的にダイジェット以外のS操作を持たない構築では追い風構築がきつくなると考えていた+この構築は裏選出でトリックルーム構築に対応可能なのでこの構築を使って正解だったと思う。
S8ダブルは最終27位(2015)、30位(2011)、99位(1954)だった。
この構築の紹介動画や日本一決定戦本戦の対戦動画をYouTubeチャンネルにあげているので、もしよければ見てください。今後も順次更新予定。
YouTubeチャンネル→https://www.youtube.com/channel/UCkEpLiw7pbP_AzwTTgk19-w/videos
構築紹介&初戦の対戦動画↓
思えばダブルバトルを始めてから全国1位を目標にして頑張ってきたので今回このような成績を取ることができて非常に嬉しい。はやくオフライン大会ができるような日々が戻ってくることを切に願う。王者決定戦も頑張りたい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。